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この危機を回避し、飢えている人々を救うには肉食半減運動を世界に広めるしかありません」。
K医師は『K』(NP0法人、Ns医学会出版委員会編、小冊子200円)でこう訴えています。 ところが国連の調査では、世界の穀物は全人類の2倍以上を養えるほど生産されているというのです。
ということは、たった2割の豊かな国の人間の飽食、美食のために、大半の穀物が牛や豚、鶏などの飼料や油、アルコールなどの原料として勝手に使われているということです。 私は今まで「肉、卵、牛乳、砂糖、油を減らそう」と訴えてきましたが、ただ一個人の健康を取り戻すためばかりでなく、環境保護のため、世界平和のためにも絶対に必要なことなのです。
「いま世界に約15億頭の牛かおり、60億の蹄で草地を歩き回っている。 その結果、草地は踏み荒らされて次第に不毛の地となり砂漠化してゆく。
砂漠化は世界中で起こっています。 そこで、肉食を半減すれば牛の数がそれだけ減り、森林や草原の荒廃も徐々によみがえるわけです」。

こんな面白いことも書かれています。 「牛が毎日ゲップで吐き出すメタンガスが地球温暖化に影響を及ぼしている。
メタンガスくらいはたいした問題でないと考えるでしょうが、メタンガスの温暖化効果は炭酸ガスの56倍」もあります。 「要するに、牛の数を半減すればいろいろな要因が重なって、世界中で約22%もC02を減らすことができる」というのです。
「世界平和」を考えると肉食は地球の法則に反していると思います。 最近、狂牛病や口蹄疫で欧米では「ハンバーグは食べない」「ビフテキは食べない」という肉食離れの人が増えています。
日本でも0−157が年中発生しています。 自然の流れで、消毒で解決できる問題ではありません。
実は1人分の牛肉のために10人分の大豆や穀類が浪費されているのです。 ということは牛肉を食べることは10人の人間から食料を奪っていることになるわけです。
ですから欧米には、肉食に税金をかけようという発想すらあります。 鳥インフルエンザも問題になっていますが、狂牛病や口蹄疫、0‐157の発生は、人類共存のためには肉食から菜食中心の食生活に切り換えなさいという大自然からの警告なのかもしれません。

こういうことにも気が付いて、今欧米では肉食を減らそうという人々が増えているのに、日本人は狼のごとくまだ肉に飢えています。

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